人の夢は終わらない

全ての「こども」と全ての「せんせい」が生きたいように生きることができるように、まず私が学び続けます。

「スマホ」×「学校」

スマホの持ち込みが可となることについて

たくさんの御意見を目にします。

 

どれもその通りだと感じるものばかりで

メリットもデメリットもあるんだろうなあ

と思っています。

 

個人的な意見としては

スマホ持ち込みに賛成です。

私は小学校のせんせいですので

不可となっている小学校への持ち込みも賛成です。

 

理由は以下の通りです。

 

①学びの選択肢が増える

「ちょっと分かんないな」と思ったときに

スマホで調べることは、もう日常の一部です。

それだけ便利なのですから

授業中に使えたら、本当に学びたいことに近づける

と考えています。

文字を書くことが苦手な子が

画面のタップで文章を書けるようになりますし

書くことが得意な子が

文章を写真にとって共有できるようにもなります。

これまでになかったものがあるわけですから

学びの選択肢が増えることは間違いありません。

 

②コストをおさえられる

GIGAスクール構想のもと

こどもたちに1台の端末の準備が進んでいます。

学びの選択肢が増えることは①と同様ですね。

ただ、5年もたったらその端末は古くなっている気がします。

そのときまた、45000円×人数の予算をつけるのでしょうか。

ならば、市町村として全てのこどもの分のスマホを契約する。

まとめて契約するので使用料を安くできる。

6年たったときに、契約を延長するか解約するかは家庭が判断する。

実際に、この方法でタブレットLTEモデルを契約しているところは

すでに日本中であります。つまり、できるということですね。

契約が難しい家庭には、行政の支援を手厚くすればいいと思います。

 

③安全につながる

防犯上の理由からスマホを購入する家庭も増えています。

GPS機能があったり、連絡手段があったりすることは

こどもたちの安全、保護者の安心につながります。

また、市町村や学校として使用するわけですから

アプリなどの制限をすることもできます。

発達の段階に合わせて使用し、使う頻度を増やすことで

学べることも多くなるはずです。

SNSの投稿について社会問題になっています。

ネット上のいじめも大変な問題です。

スマホを持ち込むと、そうした問題が増えるという心配も納得できます。

一方で、小学生のうちから自然に使用し

大切なことを伝え、考える時間を学校で設定できたら

そうした問題と正面から向き合えるのかな、とも思います。

 

 

賛成の大きな理由は、この3点です。

(こまかく見ていくと、もっとあると思いますが)

 

ただ、一番大切なことは「選べる」ことだと思っています。

 

スマホを必ず使う

となったら、何の意味もないと思います。

 

便利だから導入したよ

いいところも悪いところも学んでいこう

その上で

使うかどうか

使うならどのように使うか

それを考えて、選べる人になってね

 

ということが大切なのかなと思います。

 

それはGIGAスクール構想でも同じことが言えると思います。

 

やらねばならぬ。

というノリは、こどももせんせいも疲れます・・・。

やるかどうかを選べるこども、せんせい、学校

ならば疲れないですよね!

そうなるように、自分にできることをやろうと

たくさんの意見を聞いて思いました!

 

迷ったら

とりあえず

おもしろそうな方を選ぶ

そんな感じで、今日もがんばろうと思います!