「きっかけ」×「学び」②
「学び」の「きっかけ」を探す旅に出て、もう1年以上。
今までは、どう「きっかけ」をつくってあげられるかに力を注いでいましたが
この旅に出てから、その子ならではの「きっかけ」を
受け止めることに意識が向いているように感じます。
旅という表現をしているのも
新しい出会いへの感動とか、
探し続けることの楽しさを表しているつもりです笑
今回は、実際に出会ったこどもたちの「きっかけ」を
紹介していきます。
ただ、その子に「今回のきっかけは?」と確認したわけではありません。
私が、勝手に想像しているだけです笑笑
(ちなみに、現在私は国語の専任です)
「せんせい、どうすれば相手に伝わるスピーチができますか??」
(ちょっと意外だったので聞き返してしまいました・・・。)
「どうして急に?スピーチを?」
「委員会の委員長に立候補しようと思ったので」
立候補するときに、マニフェスト的なことをスピーチするので
そこで、みんなの心をつかみたい、ということでした。
とても素敵な「きっかけ」だと思いました。
「今日の授業内容を変更して、討論の授業をしてください。」
「それ、また今度やる予定だけど?」
「いや、今日でお願いします!」(多数の子)
「できるけども、なんで?」
「この後、学級会でクラスの○○を決めるんです!」(○○は何でもいいです)
「候補がいくつかにしぼられているけれど」
「そこで、相手に納得してもらうような主張の仕方を知りたいです!」
いや、驚くほどの熱量でした。で、実際にやりました!
こちらも素晴らしい「きっかけ」だったと思います。
もちろん、とんでもない集中力を発揮していました笑
これについては、相手よりも自分が納得できるような学級会になるといいね。
さらにみんなで納得できるものを目指したいね。
というアドバイスをメインにしながら進めました。
二つの例は、よく聞く「必要感」が「きっかけ」になっているケースでした。
ただ、「きっかけ」って他にもありますよね。
なんかおかしいぞ、と違和感を感じることが「きっかけ」になるかもしれない。
もっと知りたいという好奇心も近いかも。
楽しそうというのもあるし、楽しかったというものもあるはず。
(そうした「きっかけ」のケースも今後紹介していきます。)
大切なことは
いろんな「きっかけ」がある。その子の「きっかけ」がある。
ということを頭に入れておくことですね。
そして、できれば
それぞれの「きっかけ」を最大限尊重したいですね。
今後も「学び」の「きっかけ」を探していきたいと思います!