「きっかけ」×「学び」
前回「やる気スイッチ」について書かせていただいたところ
共感できるというメッセージを多くの方からいただきました。
ありがとうございました!!
特に共感いただいたのが下記の部分です。
大切なことは
「キミだけの」スイッチを
「キミのタイミングで」入れることに
寄り添うことだと思います
最近は、授業をするときに必ず頭の中に入れておきます。
それだけで、こどもたち一人ひとりに目が向きます。
自身の心にもゆとりができます。
個人的には、(うまく言えませんが)なんかいい状態?
で、授業に臨めていると思います 笑
一方で、まだ迷うこともあります。
それは、全員に対して一斉型の授業をする方が
待つ時間が少なく
すぐに成果が出ているような気がするからです。
ぱっと見て、整っている雰囲気を感じるという理由もあります。
これは、今までに経験してきた
よい授業、よい学級
というイメージ?概念?文化?
が影響しているからだと思います。
そうした授業や学級を否定している訳ではありません。
(だから迷っているということですね)
でも、その授業、その学級だけで
こどもたちはゴールにたどり着くわけではありません。
もっと長い目で見たときに
やっぱり「一斉」よりも「一人ひとり」の方が
幸せになれるんじゃないかなあ
と今は考えています。
ここ数年は、ずっとこんなことを考えながら授業をしています。
そんな折、苫野一徳先生の本を読みました。
共感できる部分がたくさんあった1冊です。
素敵な言葉や文章がたくさん書かれていますが
今回の迷いを晴らしてくれたのは
「納得解」「自分にとっての正解」
という部分です。
その通りだなと感じました。
こどもたちが30人いれば
30人の感じ方、考え方は違います。
それを尊重しようと思うと
学校の時間の中では、すごく長く感じます。
でも人生の時間だと思えば
笑顔で待ちながら尊重することができそうです。
そんなことを感じさせてくれた1冊でした。
さらに先日、私のこどもが自由研究をしていました。
今年は夏休みが短いので、自由研究という宿題はないそうです。
でも、調べたいことがあるらしく
一生懸命取り組んでいました。
これが調べたことの1ページ目です。
素敵な「きっかけ」だと思いました!(親ばかですが笑)
聞けば、平仮名を書いたり読んだりできるようになったことが
とてもうれしかったそうです。
そして、「なんて便利なんだ」という実感があったようです。
その実感が、「どうやってできたのかな?」
という新たな問いに向かう「きっかけ」になったわけですね。
その子の「きっかけ」があり
その子の「納得解」があります。
そして、その子の「問い」が新たに生まれる。
それが、その子の「学び」ということなのかなあ
とぼんやり感じているところです。
尊敬している先生と自分のこどものおかげで
迷いが晴れるとは思いませんでした。
いつでも、どこでも、誰からでも
学べるということを再確認できました。
2学期の授業も楽しみです!!