人の夢は終わらない

全ての「こども」と全ての「せんせい」が生きたいように生きることができるように、まず私が学び続けます。

「やる気スイッチ」×「学校」

以前よりも外へ出る機会が減ったせいか

テレビを視聴する時間が昔並みに戻ってきました

 

初めてみる番組がたくさんあるため

毎日発見があるという幸せな日々です!

 

そしてCMにも目がいきます

私が好きなCMは、以前から流れていますが

「見つけてあげるよ、キミだけのやる気スイッチ」

というフレーズが流れる塾(スクールIE)のCMです

 

何が好きって「見つけてあげるよ、キミだけの」という部分です!

 

やらさられるよりも、自分からやる方がいい

すると「学校」では

「やる気スイッチ」を入れようと

「せんせい」たちが、たくさんの工夫をします

 

これは、とても素晴らしいことだと思います

そうした工夫によって、やる気になったこどもたちは

たくさんいるのではないでしょうか

 

一方で、二つ改善の余地があるとも思います

 

 

一つめは、「せんせい」が「やる気スイッチ」を

入れようとすることです

 

スイッチを入れてあげると

こどもたちはどんどんやります

ただ、自分で入れていないので、次がないのです

だから「入れる」のではなく「見つけてあげるよ」

というCMになっているのかもしれません

 

「ここにあるね!」って見つけた喜びを

こどもと一緒に感じることができたら

その子は次も入れるはずです!

(その子の中に動機を見つけてあげるイメージです)

 

自分でスイッチを入れることを、ためらっている子には

「せんせい」がスイッチを入れればいいのです

で、後から「大丈夫だったね 次から自分で入れられるね」

と安心させてあげることが大切なんだと思います

(外側にあった動機を、その子の中に価値づけるイメージです)

 

 

二つめの改善点は、一斉にスイッチを入れようとすることです

 

「せんせい」たちは工夫した授業ほど

がんばって考えた授業ほど

その通りに進めようとしてしまいます

(誰でもそうかもしれませんね)

 

授業のプランを考えていると

「ここでみんなのスイッチを入れるぞ!」

という自分自身のスイッチが入ります

で、この教師スイッチ

なかなかOFFにできません・・・

そして、授業の決まった場面で

全員に対して一斉にスイッチを入れようとしてしまうのです

 

とてもよく分かります

が、冷静になって、その日のこどもたちを見てほしいと思います

 

「やる気スイッチ」を

既に見つけていて、自分で入れられる子

見つけたものの、入れ方が分からない子

見つけられていない子

見つける気のない子  などなど

こどもたちは千差万別です

 

その日の気分、体調、授業の内容などによっても

変わると思います

 

ですから、一斉にスイッチを入れようとすることに

こだわらなくていいんだろうなあ、と感じています

 

授業を始めるときに

スイッチONの時間をとって、自分で入れることを大切にします

入っていない子、見つかっていない子によって

アプローチを変えます

 

その授業で、どうしてもスイッチが入らない子もいます

それはそれで仕方ないことです

その子には入らない理由があるのです

 

大切なことは

「キミだけの」スイッチを

「キミのタイミングで」入れることに

寄り添うことだと思います

 

「せんせい」が工夫したことを大切にしながら

「こども」たちを尊重することを忘れてはいけないと思いました

 

 

ここまで、えらそうに書いてきましたが

自分の「やる気スイッチ」は入れられていません・・・

そんなものなのかもしれませんね 笑