「学びをつくる」×「ハイブリッド」
「考えたことを共有して、さらに考えをひろげてほしい」
こんな願いをもって6年生の授業に取り組みました。
他者と共有を図るための方法をこどもたちから募集したところ
以下の三つの方法に取り組むことになりました。
②クリアボードっぽいものを作成する。
③ノートを見るかわりに、ノートの内容をまとめて教室に掲示する。
①は前回紹介しましたので、今回は②と③です。
まず、②のクリアボードっぽいものです。
イメージは、テレビ番組で出演者の方の間にあるアレです。
ハンガーラックにビニールシートをつけた簡易なものですが、
高さが調整できることと、キャスターによって移動できることで
思ったよりも使いやすかったです。
インターネットの掲示板で共有を図った後
「やっぱり直接話しながら詳しく聞きたい。」
という子のニーズに合っていたようです。
次は③です。
「いいね」を付けられる方がいい
というリクエストがあったので、付箋紙を用意しました。
インターネットの掲示板でも同じような効果は得られそうですが
今回は、一覧で見られる良さ、他者の「いいね」の数が分かる良さ
という効果があったようです。
三つの共有の方法に取り組んだこどもたちに感想を聞くと
当たり前ですが、一人ひとり異なる感想が聞こえてきました。
「時と場合による」という核心をついた感想もありました。
分かっていましたが、あらためて
「選べること」の大切さを感じました。
「せんせい」たちは「こども」たちのために
一生懸命考えて、ベストだと思う方法を提示してきたと思います。
でも、その方法がベストかどうかは「こども」にしか決められないのだと思います。
「これしかない!」という強い信念は
ときに視野を狭めることになるかもしれません。
柔軟に、いいとこどりで、楽にやっていくことも必要なんだろうと思いました。
そんな「ハイブリッド」的な感じで
これからも、こどもたちと学びをつくっていこうと思います。
ちなみに
今回の授業については動画の公開とオンライン協議を予定しています。
以下のURLから申し込んでいただくと
https://a02kokugoyoshinohatouchi.peatix.com/
①後日、授業動画や指導案等のお知らせメールが届きます。
②10月14日には授業についての協議もございます。
御都合がつきましたら、ぜひ御参加ください!(動画の視聴だけでもOKです)
※対象は教育関係者の方とさせていただきます。