人の夢は終わらない

全ての「こども」と全ての「せんせい」が生きたいように生きることができるように、まず私が学び続けます。

「とらわれない」×「学び」

先日、某市のGIGAスクール担当の方が、本校の授業を参観してくださいました。
(もちろん、感染対策をしております。)
また、某企業の方もTeamsで接続し、同じ授業を視聴していただきました。

 

授業を行ったのは私ではなく、2年生の担任の先生で、こどもたち一人一人を大切にされる素敵な先生です。

 

なぜ、この先生の授業を参観・視聴していただいたのかというと、1人1台のPCを自然に活用されていると感じたからです。(この表現が適切かは分かりませんが・・・。)

「こんな使い方をしてほしい。」

「この場面であれを使おう。」

と、こちらが考えることも大切です。もちろん、この先生も考えています。ただ、その上で、「自分に合った使い方をしてね。」と伝えているところが、この先生の素敵なところです。

 

ですから、こどもたちはペンで入力すること、キーボードで入力することなどを選んでいますし、動画を確認したりチャットを使用したりすることも選んでいます。この日は係活動の振り返りをしていたのですが、誰とどんな方法で振り返るのかは、こどもたちが自己決定をしているという授業でした。

 

このことは、参観・視聴いただいた皆さんにも好評でした!

「こう使ってほしいな。」という気持ちは、ときに「こう使わねばならぬ。」というものになってしまいます。場面や使い方に「とらわれて」しまうと、こどもたちの可能性を制限してしまうことになりますね。

この先生のように「とらわれない」ことが大切であると改めて感じました。

 

また、この授業ではトラブルも起きました。Wi-Fi環境が不安定になり、チャットを使用しての振り返りの共有ができなくなったのです。

 

これは「教師あるある」ですが、参観されている授業ほどトラブル起きがち。で、それによって授業プラン崩れがち。というものがあると思っています。(私だけ?)

 

ただ、ここで「とらわれなかった」のは、こどもたちでした。

「ネット調子悪いね。」

「紙に書こう。」

こどもたちの柔軟さには本当に驚かされますね!

ここでPCの使用にとらわれなかったからこそ、係活動の振り返りをできたのだと思います。また、この先生が日頃からこどもに委ねていること、その判断を尊重していることが、こうしたトラブルの際にも生きてくるのだと思いました。

そもそも、こどもだちはトラブルだと思っていなかったかもしれません(笑)

 

とても素敵なこどもと先生でした!

今年度もあと少しですが、来週の授業に生かしていきたいと思います!